
「自分の商品」が思いつかない!
そんな人は多いと思う。
自分の商品が思いつかなくても勤め人の卒業は可能だ。
世の中の大半の社長は、元いた会社のビジネスモデルをパクっている。
君ももし何も思いつかないのなら、小さな会社に入ってビジネスモデルをパクればいい。
僕も仮に生まれ変わったとしたら、一つの選択肢としてITベンチャーに入って、ビジネスモデルをパクるのもアリだと思っている。
参考:ラジオ「聞いたこともないような会社の経営者が一番金持ってる」
目次
自分の商品を持っている人たち
最近、自分からの電波かなんか出ているのかわからないが、経営者の人とよく会う。
普通に生活してて、普通に関わり合う人が起業家や経営者だったりすることが非常に多い。
この日本という国で一番お金持ってる人、羽振りがいい人達とはみんな会社経営している。
ほんと、聞いたこともないような会社。
CMとかは一切しないし、何やってるのかわかんないような会社の社長というのが。ほんとめちゃくちゃお金持ってる。
なぜなら「商品」を持ってるからだ。
「労働力」ではなく、「商品」をお金に変えているからたくさんお金が持てる。
普通のことをしていてもお金持ちにはなれない
そしてお金持ちであるとか、お金持ちでないとかの比べる基準は、勤め人になる。
平均的な勤め人を比べてお金持ちかどうか。
そこをみんな無意識に思っていて、逸脱した人がお金持ちに見える。
だから普通に考えて、平均的なことをしてお金持ちにはなれない。
その”普通の事”というのは、結局「労働力を売る」というモデルだ。
起業家がうまく言っちゃうパターンは、大体がパクリ。
怪しい超お金持ちの経営者になる人のパターンのほとんどは、「自分の元いた業界のやり方をパクって同じ内容で独立しちゃうこと」になる。
労働力ではなく商品で資本主義と接する
皮肉なことだ。
労働力売って給料という報酬を受け取っていたのが、独立しただけで滅茶苦茶なお金持ちになれる。
それはつまり「自分の仕事能力の課金のポイント」を変えただけの話。
労働力売ってる頃と仕事内容は同じなのに、”商品”を売るという形にして資本主義と接する。
それだけで経営者としてお金持ちになれちゃうっていう人は結構多いと思う。
僕は全然違うパターンだった。
今独立してやってることと、勤め人時代にやってた事は全く関係ない。
勤め人では、”生活費”要は自分の労働力の再生産費を稼いでいた。
それから種銭貯めるため。
そう割り切ってやっていた。
ただこのパターンで成功する人は少ないと思う。
なぜならビジネスモデル全く”無”から仕入れないといけないから。
僕自身を振り返ってみても、大変だった。
全く仕事関係ない、仕事で得た知見っていうのが全く応用が利かない、ゼロから作ってたので、大変だった。
ただ僕の場合「不動産やりたい」ってのは元からあったけど。
コンテンツとかやりたい商品構想がない人、自分のいる会社のビジネスモデルをそのままパクるといい。
「どこから仕入れて、どうやって加工して、誰に売るか」、その流れが分かる職場にいた人はすごく独立しやすい。
いきおい「独立しやすい業界」と「独立しにくい業界」は明確にある。
ビジネスモデルを通してやらせてもらえる業界かどうか。
大企業はビジネスモデルをすごく細かく分けて、その細分化されたところで熟練させる。
だから狭い領域しかわかんない勤め人なってしまう。
よって、大企業の「本当に狭い領域の仕事」に特化した勤め人は、全くビジネスモデルわからない。
独立もすごくしにくい。
就職する時は「自分はどういう人生を生きたいのか?」と考えよう。
勤め人卒業して自分で独立してやってる人ってIT系の人すごく多いなって思う。
生まれ変わって新卒で就職先探すなら、ITベンチャーは良いと思う
生まれ変わって新卒で就職先探すなら、ITベンチャーはありだと思う。
なぜか。
給料や待遇、労働環境は正直クソだろう。
本当きつい。生きていくのが精一杯。生かさず殺さずみたいな、きつい環境だ。
けれども、一方で、計り知れないメリットっていうのがある。
ビジネスモデルの工程を全部やらせてもらえる。
ビジネスモデル=カレーの作り方
ビジネスモデルを「カレーの作り方」に例えてみよう。
まず買い出しから始まる。
企業だったら「バイヤー」とかかな。
買い出しから始まって、野菜をカットしたり、鍋を触って、玉ねぎを炒めてあめ色にする係の人とか、玉ねぎを前の段階でみじん切りにする人とか。
いろんな工程があるけど、普通の勤め人は、玉ねぎのみじん切りとか、人参のカットのお仕事とか、そんな事しかさせてもらえない。
そこに特化させられちゃう。
だけど、ビジネスモデルっていう全体をわかるためには”通し”でやる必要がある。買い出しから盛り付けまで。
全部通しでできないと、ビジネスモデルは回せない。
僕は不動産賃貸業で学べた
すごく運が良かったのは、僕の場合不動産賃貸業というビジネスを通して、勉強できた。
だから独立することができた。
ビジネスモデル一個通しで回して成功すると、2個,3個と次の商品を生み出すことができる。
だからビジネスモデルを勉強するのにITベンチャーはすごくいい。
人がいないから、カレーの作り方で言うところの全工程をやらされるから。
まあそれも始まりはたった一冊の本だったんだけどな。
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⇒【質問】そもそも『商品』とは何か?聖帝が持つ「自身の商品」とは不動産?
+αの時間の使い方
第11話に「+α」の話をした。
「+α」の時間に、普通の人は「早く帰ってゲームしたい、それとビール飲みたい、酒飲みたい」ってなる。
僕ゲーム好きだから、悪いこと言えないけど。
「仕事終わったら早く帰りてぇな」とか言ってる。
だけどそのぬるい考えだと勤め人卒業できない。
若い時は我慢して頑張る。
IT ベンチャーで「ビジネスモデルをパクるんだ」ってつもりで仕事してる時は「種銭を貯める」とかせこい事考えちゃダメ。
積極的にその「+α」の8時間も本業に費やす。
普通の労働に+して、だいたい人間あと6時間ぐらい頑張れる。
「『+α』の時間も給料いらないので働かせてください!」
社長に「俺頑張りますから」って言って仕事教えてもらおう。
全部見させてくれって言って。
そしたら社長もタダで労働力使えるから喜んで教えるし、経営者やる人は度量実が広いから、「頑張れ」って言ってくれる。
サラリーマンの職場にいるのは、細分された世界で上がってきた人
サラリーマン社長がはびこってる大企業というのは、結局、買い出し係上がりとか、みじん切り係上がりとか、花形みたいな職場で上がってきた人なんよ。
「みじん切りは上手なんだけれども、カレー作り全体全然わかってないような人」が、サラリーマン経営者をやってる。そういう人って社内政治とかがうまいから「独立したいんです」とか言っても「やめとけ」とか言って全然話にならないこと多い。
けれどもやっぱ「独立の経営者」の考えは全然違う。
だからそういう人の下について仕事習うのはいいことだ。
ちなみに僕は半々。
自分はなるべく働く時間を短くして、余った時間・体力温存して自分の副業をやって成功したから、こっちに向いてたんだと思う。
僕あんまりブラック労働続くと本当体弱いんで、寝込むことなるんで、そりゃ出来なかったのかなってちょっと今は思う。
もし「この商品を作りたい!」というのがない人で、勤め人を卒業したいなら、ビジネスモデルをパクれる会社も一つ検討してもらったらいいんじゃないかな。
再見。
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