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働かないでいい人【原価積み上げ方式とマーケットメイク方式】勤め人と資本家の違い

労働力の原価が物の値段を決める絶対真理であり、この世の中は、労働力と労働力の交換経済である、と。

それ以外のプライシングロジックは無い、とすれば、世の中は至極単純で分かり易い。

だが、そうではない。

働かずに生きている人々の存在が、労働イコール金のロジックを力強く否定してくれる。

結論から言うと、経済世界の掟は大きく二つあって、労働力の原価で価格を決める原価積み上げ方式と、需要と供給で価格が決まるマーケットメイク方式がある。両者は別世界だ。

何の事か分からないかもしれないが、原価積み上げ方式が勤め人の世界で、マーケットメイク方式が資本家の世界。

働かないでいい人と言うのは、必ずこのマーケットメイク方式の世界で勝ち組になってる。おいおい説明してゆくので、まずはそう言うもんだと丸呑みして頂きたい。

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原価積み上げ方式の商売

車の価格を例にあげよう。

新車。

これはまあ、人気と不人気で売れる売れないが生ずるところはマーケットメイクだが、価格の決まり方はまさしく原価積み上げ方式である。

鉄鉱石を掘り起こす人の労働力があって、タイヤのゴムの木を栽培する人の労働力があって、と、何万もの各パーツに関わる人々とそれを組み立てる人々、販売営業にかかわる人々、などの労働力の総合計が販売価格に反映される。

職人たちの手間賃に、会社の利益をちょい乗せた価格、と言う事で新車の場合はほぼ説明が付く。

 

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マーケットメイク方式の商売

中古車。

年数が浅い中古車であれば、新車価格との睨み合いで価格が決まるのであるが、そのボーナス期間を過ぎてしまった中古車は、容赦ないマーケットメイク方式でプライシングされる。

需要が無ければ、タダの車や、タダでも要らない車と言うのがここに生ずるのである。

原価積み上げ方式の世界にドップリ浸かって生きている勤め人は、本質的にマーケットメイク方式の価格に鈍感である。勤め人は芯から原価積み上げ方式に慣れ切っているので、

「価格が高ければ品質がいい、価格が安ければ品質が悪い」

と、思い込んでいる。

原価積み上げ方式では、価格には手間暇が織り込まれているのが絶対の掟であるからだ。

しかし一方で、

「自分が要らないと思うものは他の人も要らないだろう、価格も安くなるだろう」

と言う、前条と相矛盾した思想を持っている。

そこに目をつけるのが中古車屋でありまして、「新車から3年乗って飽きたから」と言って投げ売りする勤め人から安くこれを買い取りながら、

「価格が高ければ品質も高いだろうし、安心だ」と言う勤め人に高く売るのである。

 

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マーケットメイク方式で勝利しなければならない

今回挙げたのは一例であるが、原価積み上げ方式と、マーケットメイク方式の経済世界を互いに往き来して繋げる事で、ビジネスを成す業種は非常にたくさんある。

余談だが、車ひとつ取ってみても、寄生されて汁を吸われるのはいつだって『常識的な』勤め人だ。

いずれにせよ、勤め人の世界を超えた豊かさ(それは時間と金だが)を手にする為には、必ず原価積み上げ方式とマーケットメイク方式をよく知った上で、更に、マーケットメイク方式のうち何かの分野で大勝利しなければならない。

 

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