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【オナ禁体験談Vol.2】"オナニープリズナー"性欲に囚われた男。まずは4~7日に1回の"オナ減"から

ぼくわたしのオナ禁体験談。

このコーナーでは、読者のみなさんの「オナ禁にまつわるお話」を募集しています。

今回の投稿者はペンネーム「ヤコバシ」さんからです。

毎日オナニーをする習慣があり、いざオナ禁をにトライしても、なぜかやめられない現実が待っていました。

オナニーはまるで、一日一回必ずしなければならない儀式のような存在に。

そんな状態をヤコバシさんは「オナニープリズナー」と命名されました。

オナりたくないのにオナらなくてはならない「オナニープリズナー」。
これは誰しも経験があるのではないでしょうか。

「今日からオナ禁だ!」と決めても、なぜかシコってしまう自分。

ヤコバシさんがいかにしてオナニープリズナーから抜け出されたのかが見ものです。

それでは以下本文です。

 

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オナニープリズナー

オナニーという「檻」「鎖」

オナニープリズナー。オナニーの囚人。
僕の半生を振り返り、オナニーについて思索した時に様々な単語が頭をよぎった。

「檻」「鎖」
僕にとってのオナニー。それは監獄のようなイメージだった。

なぜか?普通、オナニーとは気持ちよくて楽しいものではないのだろうか?その通りだ。
もちろん僕も、20代前半くらいまでは楽しんでいた。

しかし大学を卒業し就職すると状況は一変した。
日々の労働で消耗していく中
で、オナニーをすると身体に多大なダメージが入るようになったのである。

それなら、オナニーやめればいいじゃないか、しなければいいじゃないか、と思うだろうが、すでに10年近く習慣になっていた1日1回のオナニーを簡単にはやめられなかった。

というか、やめようというアタマすらなかった。1日1回必ずしなければならない儀式のような意識ですらいた。

いわく、男性機能の維持のため。
いわく、新鮮な精子を作り続けるため…様々な説があった。

オナニーをやめるべきだ、なんていう人は周りに誰もいなかった。

リアル世界にも、ネット世界にも。

 

オナりたくないのにオナらなくてはならない「オナニープリズナー」

こうして僕は、オナりたくないのにオナらなくてはならない「オナニープリズナー」になった。

仕事で疲れてるけど、寝る前にオナらなきゃ!とオナる。自己投資の書籍はケチって古本を買うくせに、お気に入りの女優の新作AVは即買う。

時間がない、時間がないと言いながらもネットでのオカズ探しに数時間を費やす。

貴重な休日をそれで潰してしまうこともあった。
こうして、カネも時間も気力も失って「明日から頑張れば、いっか。オナって疲れて眠いし」と思考停止した若者になっていった。

 

10年以上の習慣になっていたオナニーを、結婚ごときでやめられない

時は流れ僕は結婚した。
妻と同居していると、どうしてもオナりに
くい

しかしながら、僕の心の奥底に住み着いたオナニープリズナーは、簡単には納得しない。
「今日、まだオナってへんのやけど」
と耳元で騒いでいる。

僕は妻が寝静まった深夜にこっそりオナっていた。
妻がいるのなら、セックスすればいいのに、
と思われるかもしれない。

だが、オナニーは思いっきり自分本位で自分の気持ち良さだけを追求できるという点で、セックスに勝る部分もある。

手軽ということもある。そして何より…10年以上の習慣になっていたオナニーを、結婚ごときでやめることなんて、できなかったのだ。
セックスレスとまで
はいかなかったが、オナニーと半々といったところだった。

体調が悪いけどオナらなきゃならない、かわいそうな自分

そんな僕も30代になり、僅かだが身体の衰えを感じ始めた。20代は余裕だった6時間睡眠での活動が、少しきつい。
できなくはな
いけど、続くとしんどい。

体調がしんどい時は、オナニーができないときもあった。
そんな状況なのに、それでも僕はオナニーをやめ
ようとは思っていなかった。
体調がしんどい、つらい。
だけどオナらなきゃ。オナらなきゃ、男性機能が、新鮮な精子が…と葛藤した。

なんてかわいそうな、オナニーの囚人であろうか。

聖帝との出会いで、自分は哀れな囚人だと自覚する

そんな中、聖帝に出会った。
白熱教室リトル「オナ禁効果について
の談話」である

その時初めて僕は、自分がオナニーという檻に捕らえられた、哀れな囚人なんだと気がついた。

その時から、自分の心に巣食う病魔(オナニー)との戦いが始まった。僕はオナ禁・誓いウォーカーになった。

しかしながら、その戦いも決して簡単なものではなかった。
僕は自分がどんなきっかけで反応し、勃起し、オナってしまうのかを注意深く観察した

エロトリガーを自分の生活から追い出していく

その中で、いくつかのきっかけを発見した。

僕はこのきっかけを勃起を引き起こしてしまう引き金、「エロトリガー」と名付けた。
エロトリガーは、僕の場合、2chまとめサイ
トに貼られたエロ漫画や、エロ系アプリの広告だった。

これらが死因となり、数多のオナ禁・誓いウォーカー達が命を落としてしまった。

他にも、ツイッターで流れてくるエロいRTや、青年雑誌のキワどいってか実質アウトじゃね?という漫画とか、たくさんのトリガーがでてくる。
それらを一つずつ、丁寧に、自分の生
活から追い出していくのだ。

もしオナってしまったら、何がきっかけだったのか?何がエロトリガーだったのか?考えてみよう。
一つずつでいいから、芽を潰すのだ。

オナ禁の前の、「オナ減」

こうして、僕はエロトリガーを排除していく中で、エロトリガーがなければ案外、自分もいけるぞ?ということに気がついた。
そしてまずはオナ禁の前段階として「オナ減」に取り組んだ。

オナ減とは、4〜7日くらいの頻度だと僕は解釈している。

このオナ減ペースを2ヶ月ほど達成できたなら、いよいよオナ禁にチャレンジできる下地が整う。

エロトリガーの排除無くして7日以上を根性だけで乗り越えるのは、意志力を非常に使う。意志力があるうちは良いが、なくなったときにこれまでの反動でモラルハザードをおこしてしまうからだ。

モラルハザードを起こすと、そもそもオナニー卒業しようという決意すら吹き飛ばしかねないから注意してほしい。
それほどにオナニ
ープリズナーの習慣というのは強いのだ。

7日以上のオナ禁となると、あからさまなエロトリガー(エロ広告など)を排除していても、街中でナイスバディの女性を見かけたり、店員さんがメチャ好みのタイプだったりすると股間が反応してしまう。
生身の女性に反応するようになる。

残念ながら、これは慣れるしかない。これは動物としての本能だ。
オナ禁をしていないと、
生身の女性に反応することは少ない。反応できたことだけで、進歩なんだと思って良い。

恐怖の夢精の始まり

そこから14日近辺になると、今度は夢精の恐怖が始まる。僕の経験では、14日クラスに慣れていない状況だと、夢精してしまうことは避けられないかと思う。

しかしここで諦めてはいけない。

14日クラスに何度も到達するうちに、夢精はしなくなってくる。
思う
に、「出さなきゃ」という脅迫観念や習慣が原因となって、夢精を発生させるのではないかと思う。

夢精を乗り越えられたなら、20日台に突入する。ここらで、体の変化(疲れにくい)や顔立ちの変化に気がつくようになる。

 

オナ禁【夢精が起こる理由】15日目~60日目の脅威。精子作成・睾丸構造の仕組み

その先にいるのは「前向きに頑張ろうとする自分」

そして同時に自分の内側から気力が湧いてきて、前向きに頑張ろうとする自分がいることに気がつくはずだ。

積ん読になっていたちょっと難しい本を読んでみようかな、ブログを始めてみようかな、などだ。

そういう内なる力を感じながら、やがて30日に達するだろう。

そこであえてオナり、オナ禁の効果を知りにいく

しかしそこであえて、オナってほしい。えぇ!?せっかくの30日が!と思うだろうが、かつてあなたがやっていた方法でオナってみてほしい。

…どうだ?オナった後の気分は?身体の状態は?気力は?

すまなかった。その「喪失感」をあえて感じて欲しくて、オナってもらったのだ。許してほしい。
この「喪失感」を感じれば、
オナニーがどんなに自分にとって害なのか、あらためてわかる。

オナニーって、全然良くないな。30日達成時のあの体力と気力の充実を、返してくれ!また1からやり直しじゃないか!と思うはずだ。その気持ちを、大切にしてほしい。

「オナ卒」オナニープリズナーとの別れ

この時、オナニープリズナーは死ぬ。自分を閉じ込めていた檻はなくなる。

オナニーという檻から解放される。

こうなったら、もうオナニーに縛られることはない。
この領域に達すると、オナ禁からそ
のさらに先「オナ卒」へ至れるのだ。

 

聖帝に、ありがとう。
オナニーに、さようなら。
そして、オナ卒できた僕に
おめでとう。

著・ヤコバシ

 

編集後記

読んでいて自然と笑みがこぼれる名文

いつぶりであろうか。

文章を読んで、声をあげて笑わせていただいたのは。
これを読んでいる(書いている)今も隣には弊社社員やましまがいる。

それでも僕は声をあげずにはいられなかった。
文章が可笑しくて笑うのではない。

文章の美しさに「笑みがこぼれる」と言った方が近いだろう。
みなさんは、本当に美味しいものを食べた経験があるだろうか。

美味しいものを食べると、自然と笑みがこぼれる。
時には爆笑してしまう。
これは本当だ。

そして次に吐く言葉は決まっている。

「これめっちゃうめえぞ!!お前も食ってみって!!」
あまりのうまさに笑みと驚きが混ざったままの表情で、他人に共有を急かすのである。

今回はご投稿いただいたヤコバシさんの文章はまさに"それ"であった。

文章を読んだ後には、自然と合掌していている自分がいた。

引用:HUNETR✖︎HUNTER

一言、「ご投稿ありがとうございました」と、僕は言いたい。

新たな概念「オナ減」

ヤコバシさんは今回世に初めて「オナ減」という概念を提唱した。

いきなりオナ禁は無理だから、4日に1回、7日に1回と、射精するペースを徐々に落としていくやり方である。

この考えは僕自身なかった。
オナ禁をやろうと思えば、明日以降一切射精は禁止。

そこにあるのは0か100だ。
しかしダイエットにもよくあるように、いきなり生活習慣を大きく変えるのはあまりいいやり方ではない。

恒常性が働いて、大きく変えるほど人間の体はそれは拒もうとする。

毎日の勉強でも素振りでもなんでも同じだ。
すこしずつ量を増やしていくことが大事。

勉強習慣のなかった男が急に3時間勉強しだすと、必ず失敗する。
継続できない。

小さく始めるやり方は、習慣化のTipsとして当たり前のことだが、オナ禁業界では聞いたことがない。

「オナ減」。
オナ禁がダメだった人も、オナ減ならできるはずだ。

そしてそのステップを経て、オナ禁、オナ卒へ至ればいい。

オナ禁という自己啓発

僕は自分がどんなきっかけで反応し、勃起し、オナってしまうのかを注意深く観察した

その中で、いくつかのきっかけを発見した。

それらを一つずつ、丁寧に、自分の生活から追い出していくのだ。

もしオナってしまったら、何がきっかけだったのか?何がエロトリガーだったのか?考えてみよう。

一つずつでいいから、芽を潰すのだ。

ヤコバシさんは、「自分がなぜオナってしまうのか」、原因を一つずつ潰していった。

ここにも非常に重要な示唆がある。

「継続の失敗」を精神力で片付けていないことだ。

ほとんどの人は、オナ禁を精神論だけで片付ける。

オナ禁に失敗すると、「俺の精神力が弱かったんだ。」「俺の意志が甘かった。」と、原因を精神論で片付ける。

しかしヤコバシさんは違う。

「自分はなぜオナったのか」
「自分は何でオナったのか」
「自分はいつオナったのか」

これらの状況を分析し、そのための対策を考えている。

 

これは全ての物事に通ずる。

例えばアフィリエイトで「毎日4記事書く」という目標を決めたとしよう。
たいていの人は失敗する。

その時、「あ~俺の精神力はまだまだだったな~」「モチベーションが弱かったな~」で終わらせる。
違う。それで終わっては何の意味もない。

自分はなぜ4記事書けなかったのか。
・残業をした後で眠かった
・ネタを考えていたら時間が無くなった
・おもしろいテレビをつい見てしまった

こうして原因を分析し、初めて対策が打てる。
・残業をしない、もしくは早く寝て朝に書く
・ネタは業務中の昼休みに考えておく
・テレビを捨てる、もしくは事前に全て録画しておく

オナ禁の失敗を精神論で片付けるにはまだ早すぎる。

 

自身の失敗に向き合い、原因の分析と改善。
オナ禁がいかに、自己啓発性の高い営みであるかがわかる。

きっとヤコバシさんはオナ禁だけではなく、いろいろな物事に対し、正しく努力できるお人だ。

 

今回のご投稿を読ませていただいて、改めてオナ禁の可能性の底知れなさに驚きを覚えた。

ヤコバシさん、ご投稿ありがとうございました。

 

かんたム。


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