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労働力再生産の罠を見切る【貧乏・経済的苦境に立たされた時の選択肢】

経済的苦境に立たされた時、多く人はどういった対応をとるか。

大きく分けて、4つの選択肢がある。

 

経済的苦境に立たされた時の選択肢
1、宝くじを一発当てる
2、仕事を頑張る
3、副業をやる
4、労働力再生産の罠から逃れる
この中でどの選択をとるかは非常に重要になる。
現状を打破できるかは否かはここにかかっていると言っても過言ではない。
まずとりかかるべきは、絶対に「4」の労働力再生産の罠から逃れることだ。
いくら給料が高かろうと、この罠にハマってしまっては、お金が残ることは絶対にない。
給料が安くてもいいから、「回復の経費がかからない状態」を作ること。
それが先決である。

代表的な「労働力再生産の罠」

以前の述べてきた代表的な『労働力再生産の罠』を整理すると、代表的なものは以下の3つである。

 

労働力再生産の罠
  1. 高収入激務の仕事をして、その割高な給料も回復のためにきれいに遣わされてしまう。時間もお金も残らない。
  2. 鬼のような事業者から激しいサービス残業を課されて自分の時間がほとんど無い。時間もお金も無い
  3. 結婚して子どもができて、大消費が始まる。家具、家電、車、家、保険、ローン漬けになり、明らかに支出過剰となってお金が無い。給料は単身者の増加により、家族を食わせるにはやや不十分な水準に補正されているのでかなりキツイ。

     

    「このままじゃジリ貧だ、何とかならないか?」

    この日本ではほとんどの人が経済的に少し苦しいのであるが、苦境に立たされた人が何を思うか?

    次にとる行動を見ていこう。

     

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    ブラック企業時代の同期の話

    1.宝くじで一発当てる

    僕の前職で特に多かった。
    いやしくも金融業に従事して、顧客にお金の専門家ヅラをして教説している人間(高学歴)が、これなのである。

    また、ナンパするようになって女の子と仲良くなり、色々と価値観を聞き出してみた中で非常に多かった答えが、宝くじ当選を祈る、だったよなあ。

    びっくりするのは、皆、宝くじの控除率が50%である事を知らないし考えたことも無いんだそうだ。

    どうやって育って来たのか小一時間問い詰めたい。

    マッチ売りの少女がマッチをこすって火を灯した時に幻が見えるという。
    同じ幻を、宝くじの向こうに見据えているのだ。さながら貧者の阿片と言うべきである。

     

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    2.仕事を頑張る

    ハイテクな工場とかの製造業に従事しているブルーカラーの方は、夜勤あるし、残業代も結構厳格に付けてくれるので、仕事を頑張るというのは、なるほど正鵠を射た選択であると言える。

    華美な支出を戒めるだけでカネは貯まる。

    問題は、残業代が付かない職種の人である。
    思うに残業代が出ない職種って、世の中に必要とされてない仕事なんだよな。虚業だ。
    そこで収入を増やすには管理職になるとか役付きになるとかしないといけない。

    だが、役付きになると仕事が激増するのである。当然、残業代は出ない。

    出世してもジリ貧継続となる。まさに罠。蟻地獄。いい方法とは言えない。

     

    時間しか売るものがない勤め人が、「時間を買え」だなんて、論理が破綻している。

    3.副業をやろう

    悪くない選択肢である。

    だが、多くの人は、冒頭で述べた労働力再生産の罠にトラップされて身動きが取れないようにされてしまう。
    時間も無い、金も無い、気力も無いの状態で、残念ながら副業は出来ないのである。

    現実は、ワンピースのように精神論で何とかなるものではなく、十分な時間、金、気力、を用意しなければならぬのである。

    利害が対立する事業者は、必ず労働者からなるべく多くの時間、金、気力を吸い取ろうとする。
    副業したいと言って口だけで終わるのはたいてい激務の人だ。状況は良くない。

     

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    4、労働力の再生産の罠から逃れる

    人生に志を得て、どこから手を付けるべきか?と言われたら、まずは何をおいても「労働力再生産の罠から逃れる事」である。これが「4」.であり、本稿の一貫した主張である。

    まず回復の経費がかからない生活状態を作ること。

    新人で忙しいのならさっさと仕事を覚えて、早く終わらせること。
    ブラック企業でどうしようもないなら、楽な会社に転職するしか方法はない。

    【楽な仕事の見つけ方】どんな会社・業界を選んだらいいか。

     

    労働力再生産の罠にハマった状態で、いくら仕事を頑張ったり、スキルをアップしても生活が楽になることは絶対にない。

    僕が一貫して主張しているように、のんびり楽な勤め人仕事をし、余った時間で副業をしよう。
    そうして「自分の商品」を持つことができれば、資本主義ゲームでかなり優位な立ち位置に回れる。

    どうか労働力再生産の罠を見切って、正しい選択をしてほしい。

    をはり。

     

     

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