「僕の場合はこうやって勤め人を引退したぜ」みたいな話をなるべく一般化してお話しします。
この回は、このラジオの元にもなっている、
・金持ち父さん貧乏父さん
・マルクス
・ナニワ金融道
についての言及もします。
なんで勤め人がきついか。
また別の会社に行けば、勤め人自体は楽になるのか。
そんな話。
答えを言っちゃうと勤め人である限り、基本的にはどこ行ってもきついです。
給料は労働力再生産費なんで、仕方ありません。
きついもんはきついです。
だから僕は、勤め人を卒業しようよ、って言ってるわけですな。
勤め人を引退してブラブラ暮らすじゃないですか、そうすると、また無から「自分のやりたいこと」がどんどん出て来きます。
みなさんも、まずは「引退すること」を目的に設定したらいいですよ。
好きなことをして暮らすのは勤め人を辞めてからでも十分できます。
【関連】
勤め人はほんときつい
これを見ている方に「経営者」というか「僕よりも豊かにニートしてる人」がちらほらいるんですよ。
そういう方も聞いてると思うんですが、これ聞いてくださってる大半の方が「勤め人」なのを想定してお届けしています。
皆さんどうですか。
勤め人、どうでしょうか。
「勤め人」というのは僕の好きな言葉で、「サラリーマン」の意味ですね。
給料もらって会社に勤めてる人を「勤め人」と言います。
なんかサラリーマンと言うより、勤め人の方が”日本語っぽく”て良いじゃないですか。
僕も勤め人やってたんでよく分かってるつもりなんですが、きついんすよね、勤め人。
朝早く、夜遅くまで働いて大変ですわ。
普通の勤め先だと、「ご主人様」というか、「会社」が優しかったら、そんなにきつくないかもしれません。
まあ余程潤ってる業界以外、どこでサラリーマンやってても辛いです。
「 辛い」と言うか「きつい」です。
別の会社に行ったらどうなるか
「なんできついのか」っていうところをお話しします。
今の仕事がすごくきつく、合ってないとして、じゃあ辞めたら楽になるのか?
皆さんはどう思われますか。
「『この仕事合ってないから辞める。』と辞めたら、次の仕事は楽になるのか?」という問
題ですが、基本的には次の仕事もきついです。
別の会社に行っても同じことが起こります。
それもなんでか。
一言で言うと、「勤め人だから」です。
資本主義が成立してからずっとそうなんです。
昔、イギリスで「蒸気機関を活用した工場」っていうのが生まれました。
その頃から「給与労働者」っていうのはめちゃくちゃきつい。
もう昔から変わってないんですよ。
⇒質問【給料とストレスの関係】収入が良い企業は、どこもストレスが大きいのか
マルクスの資本論
それはマルクスっていう人も言ってます。
僕は大学時代に「資本論」という本を読みました。
そのマルクスの「資本論」を読んだ理由は、「ナニワ金融道」読んでいたからです。
僕が好きなナニワ金融道の青木雄二さんが大絶賛していたので真面目に読んだんすよ。
そしたら、マルクスは「労働者は搾取されてる」って言うんですね。
「”労働者”が”労働者”である限り、「金持ちに」「豊かに」自分の時間を持ったり、お金を持ったりすることはできないんだ」ってことをマルクスは喝破してました。
だったら何をするべきかって言ったら、「革命を起こして共産主義にしよう」ってマルクスは言ったんです。
それはもう本当に20世紀の前半を代表する「魔の本」ですよね。資本論はすごく人類に影響を与えた本だと思います。
金持ち父さん貧乏父さん
それから、資本論の次に、ロバートキヨサキっていう人の「金持ち父さん貧乏父さん」という本があります。
この本も前半部は言ってること同じなんです。
「サラリーマンっていうのはラットレースに巻き込まれてしまう」
”ラットレース”っていうのは、ネズミの回転車の運動を、「疲れるけど自分の場所は変わらない」というのの例えです。
「”ラットレース”に巻き込まれてしまうが故に、サラリーマンてのはお金持ちになれない、貧乏なままなんだ」とロバート
キヨサキも説いています。
ロバートキヨサキの処方箋は、「不動産を買いなさい」でした。
大学生の時に「マルクスの資本論」と「ロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さん」をものすごくよく読みました。
お互い言ってることは全部同じです。
マルクスは「労働者は搾取されてる、だから豊かになれない」と言い、ロバートキヨサキは、「サラリーマンはラットレースに巻き込まれてしまうから豊かになれないんだ」と言う。
前半部は両者とも同じなんですが、後半部はマルクス「革命を起こせ」でロバートキヨサキは「不動産買え」ということで、対処法に関しては違います。
どちらもものすごく「資本主義世界のルール」に対して鋭く観察して、よく洞察してる。
大学生の時、僕は本当に感動を受けました。
マルクスとロバートキヨサキは同じことを言ってる
あと自分でオリジナルで考えたかなと思ったら、木暮太一さんという人が、同じとこに目つけ
ていました。
マルクスとロバートキヨサキ同じこと言ってるって。
この方は、マルクスの解説本をよく出してる人です。
非常に、やっぱり人類に影響を与えた2冊だけあってですね、鋭いです。
本質的、100年変わらないような内容ですよ。
ただマルクスの後半分の「革命を起こせ」っていうのは、ちょっと残念な結果になった。
「共産主義」、「社会主義」っていうのは、「膨大な人の命を犠牲にして失敗に終わった社会実験」です。
だから、資本主義というのはある面で非常に成功している。
でも、今の資本主義ってのは「社会主義のいいところ」を取り込んで今の形になってるんです
よね。
”健康保険”とか”社会保険”とかって社会主義の発想なんですよ。
だから資本主義というのは、はかなり社会主義の主張っていうのを取り入れながら、ここまで成長したんです。
勤め人の状態で豊かになることはできない
「勤め人が豊かになることは、構造上どうしてもできないんだ」ってことを、この20世紀を代表する2冊が言って
いると。
この辺をですね、次回詳しく説明していきます。
今回の主張は、「勤め人の状態で豊かになれることはできない」です。
だから今の仕事が辛いからって言って転職しても根本は同じなんすよ。
あ、転職が意味ないと言うわけではないですよ。
根本的に金を持ったり、時間を手に入れたりと、楽になることはないって話です。
同じ「資本主義という海」に浮かんでて、「資本主義という川」に流れてて、川を漂っ
てて乗る船変わってても一緒なんすよね。
ということで、「『勤め人』である限り状況ってのは、大して変わらない」ということを、今回言いたかったんです。
次回この辺を詳しく説明していきます。
再见。
後記
金持ち父さん貧乏父さんは絶対に必読
つーか読んでて当たり前レベル。
金持ち界隈の世界で、この本を知らない人はいない。
金持ち父さんを読んだからって金持ちになれるわけではないが、金持ちになった人はみんな読んでる。
次。
さすがにマルクスは読むと吐くので、木暮太一さんの解説本がおすすめ。
今からあんなに分厚いのは読まなくてもいい。笑
最後にナニワ金融道。
社会に出る前に必読本があるとしたらこれだね。
世の中、「知らないやつが悪い」ってことがよくわかる世界。
漫画だし割と読みやすいと思う。
アマゾンなら読み放題で全部読めるみたい。
おすすめ書籍についての質問は多いみたいだから今後も回答していくゾ!
⇒【カテゴリー おすすめ書籍】
次回:第七話「勤め人の傍らに行う副業はどんなものが適しているか?」
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