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ライスのためにライフを捧げるのか?「好きなことを仕事にする」について

「好きなことを仕事にしよう!」

今とはなっては少し安いセリフである。
だけど僕は、素直にそう思う。

ただ、経済基盤を確立してない状況で、それをやっちゃうと多くの人は貧困ルートまっしぐらの道を辿ることになる。

音楽をやったり、絵を描いたり、演劇をして夢を追いかけてる人は特に多い。
スポーツの道なんかもそうかもしれない。

 

まずは自分の商品を持って、経済基盤を作る。
好きなことはそのあとに、好きなだけやったらいい。

勤め人さえ卒業してしまえば、有り余る時間がそこにはある。

 

僕の「好きなことを仕事にする」についての考えは以上だ。

 

勤め人を作るための学校

国家は子どもたちを将来の労働者を育てたい明確な意図があるのだから、まずは幼子の胸中より萌芽する独立心に、一撃を加えてくる。

それは、子供を『勉強→学歴(資格)→就職→安定した給料』の図式に洗脳する事だ。
就職しないと腹が減って路頭に迷うよ、と言う恐怖心を、学校も親も、煽るのである。

野蛮人が捕まえた捕虜が逃げられないようにと、真っ先に足の腱を切ってしまうのに少し似ている。

ちなみに、指導者だとか経営者だとかは、日本においてはたくさん要らない種類だから、自力で生えてきた人間だけで事足りる。

 

「将来はいい勤め人になるんですよ!」という洗脳の日々という言わばからからに乾いた土壌にあって、「好きなことやって生きていく!」と屈せずに言い続け、勝手に才能の種を開花させる、そういう奴が事業者なり資本家なり指導者になって活躍すればいい、と。

 

世の母親も、我が子はか弱いと思い込んでいるためか、羊として羊の群れの中で育てたいと思いがちらしい。

運の悪い他の子供(羊)が肉食獣に捕まって、食われている最中に我が子だけは逃げ延びてほしい、だったら大きな群れのほうが安心だ、と考える。

なんのために働くのか【就職・転職の基準】職業の選び方を解説する 

 

好きなことを仕事にする

前回、憲法の話が出たが、下働きの人であれ、勤め人であれ、資本家であれ、事業者であれ、心身が健康で働ける人間なら何かしら働かないといけない運命なのだ。

勤労は国民の義務だもの。
だったら、好きなことを仕事にしようぜ!って僕は強く思うよ。

まず先に自分で自分のベーシックインカムの基盤を作って、それで好きなことを仕事にする。

一生続けても飽きないような仕事がいい。

好きなことが、たまたま金儲けに強く関係するものだとしたら、それはそいつの持って生まれた幸運で、ベーシックインカムの額は少なくて済むから、収入のめどが付いたらさっさと勤め人を卒業して次に進むとよいだろう。

 

ここまでの知識で勤め人を卒業する方法を考える 

ぬるい勤め人をやりながら、好きなことをするのもあり

逆に、好きなことが金儲けにさほど関係が無くても、それが劣っているとか考える必要は無くて、あくまで自分の魂の声に正直に、好きなことを仕事にするコースを、ぬるい勤め人をやりながら進めば良い。

自分のベーシックインカムの額はけっこう厚めに用意せねばならず、勤め人の卒業にはより入念な準備が必要となろう。

これこそ僕の歩むコースで、僕の好きな仕事は金儲けとの親和性にはやや欠ける。

某アウトドア趣味(まだ秘密)を、生涯の仕事としたいと志して、目下、勤め人最後の仕込みをしている最中だ。

 

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「引退して年金生活」そんなものはもうない

勉強して、いい学校目指して、いい会社に就職して、終身雇用、年功序列、村社会の汲々とした毎日に耐え、やりたくない仕事をして、定年まで我慢に我慢を重ねて、やっと引退して年金生活、という極楽往生の物語はもう無い。

 

人間が長生きするようになり過ぎたからだ。

 

そう言えば、まだ労働力再生産の罠を見切るまでしか書いてなかったから、この話題は少し先走り過ぎてしまったな。

仕事の強度を落とし、バイトして、それじゃあ全然状況変わりません!と怒られるところである。

タネ銭貯めてからの話をしなければならないと思いつつ、各方面からのプレッシャーもあって、女とかセックスとかの話もしないとな、とかそんなことを考えている。

 

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