多くの非モテが、恋愛をどこか運命的なもの、ある種ファンタジーのように考えている。
残念ながらそんなことは一切ない。
人が『恋愛』と呼ぶもの、それは所詮、大型の哺乳動物の『生殖行動』でしかない。
だとするとその世界を支配するルールは、『力』ということになる。
恋愛とは生殖であり『パワーゲーム』なのだ。
現実は性的な魅力の高い者どうしがつがい、性的な魅力の劣る者は、自分と似たぐらいの劣る異性といっしょになる。
あるいは、性的魅力の高い男が複数の女と関係を持ち、男の多くがあぶれる。
多くの生き物の生殖がそうであるように、恋愛などというものは優勝劣敗の自由競争に過ぎん。
こう考えるだけで、非モテの皮を破る可能性が少しは開かれる。
今回は「恋愛とはなんぞや」って話をしようと思う。
人間も所詮は動物
男も女も、『大型の猿の生殖行動』という文脈で、ここで勝つための意欲と行動が本能としてデザインされている。
男は若くてかわいい女の子が大好きで、女は金持ちイケメンで強くて若い男が好きである。
言い換えれば、男は、健康で強い子をこれからも多く産めるだろう女が好きで、女は、健康で強い子を経済的な余裕と逞しい男の庇護のもと育てたい、と考えている。
ただそれだけ。
自分の遺伝子を残すために、より条件のよい相手と恋愛したいと考えている。
より優れた素質を持つ女(男)をパートナーにしたい。
ただそれだけ。
動物の行動だとすると何かしらのアルゴリズムから攻略法が見いだせはしないだろうか?
カネの面でも恋愛の面でもうまく行ってない人
そんな風に言うと、良識派を名乗る宇宙から来た人が、真っ赤な顔で噛み付いてくる。
恋愛はただの生殖行動で、優勝劣敗のパワーゲームで、そこを突き詰めて観察すれば攻略の糸口が見えるだろう、というのが僕の主張なのだが、これに対し「人間の恋愛を動物といっしょにするな!」みたいなことを言う人がいる。
僕は幸か不幸か、彼ら彼女たちのような主張を持っている人を実物で見る機会が多くあった。
よくよく観察すると、カネの面でも、恋愛の面でも、うまく行ってない人たちである。
低学歴低収入、ブラック企業でボロボロにこき使われて、宝くじとか携帯ゲームとかFXに一生懸命な人たちと、けっこう被る。
あっ、なるほど!
と僕は閃いた。
この人たちは、カネにも女にも、人生のいろんな事柄について、リテラシーが低い方たちなんだ、と。
お正月の集まりで、親戚が嬉しそうに「年末の宝くじで50万円当たった!」と言うのを聞いて、自分も宝くじが欲しくなるタイプだろう。
確率という抽象的な思考ができないがゆえに、こう考えるかもしれない。
「あいつも宝くじ当たったんだから俺も当たる。俺も宝くじ買おう」
おどろくべき事に、胴元の控除については知らなかったりする。
目の前の分かりやすい刺激にやられちゃうのである。
確率が分からないし、自分と相手との力量の差に目が行かないから、アイドルの追っかけなどと言う馬鹿げたことが出来る。
この事情は男だけでなく女も同じらしいが。
⇒【非モテ女子の生態・特徴】罠にかかったのは実は女の子の方だった。前編
恋愛も、厳しい現実を直視することから始まる
宝くじも、会いに行けるアイドルも、貧者の阿片という意味では同じである。
マッチ売りの少女がマッチをこすると、その一瞬、暖かい家や美味しいご馳走の幻が見えるのであるが、宝くじ当たって大金を手にしたらああしようこうしよう、アイドルと恋仲になったらああしようこうしよう、幻を食ってるという意味では一切合切が同じだ。
僕の主張は、自分を磨いてナンパしよう、いい女いたらそこそこで手打ちにしよう、という話だ。
厳しい現実を直視することから始まる。
甘えた人間には受け容れられないかもしれない話である。
をはり。
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