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非モテの生態解説入門

男は皆、自分の事を肯定したいと思っている。

素晴らしい存在でありたい、そう願っているものである。

女と好きなだけセックスしまくる男も、女から虫ケラとかゴミ以下の扱いの男も、

お金があって豊かな暮らしを送る男も、過酷な労働に追われて貧しい男も、

努力する男も、怠ける男も、

勝ってる男も、負けてる男も、

みんな自分の事を肯定したいと思っているのである。

自分の事を好きでいたいと思うものなのだ。

ゆえに、自分の事を肯定してくれる価値観なり世界観を持って、この世の中の有り様を解釈したいものである。

非モテと言われる男は、まず、女の子にセックスさせて貰えないと言う現実がある。

そんな、セックスさせて貰えない自分を慰め肯定する価値観を持とうとする。
女の子にセックスさせて貰えない理由は、単に自分がキモイからだ、と言う事を認めたくない。自分が女にモテないくだらない存在だ、と言う現実も受け入れたくない。
非モテは、自分が傷つきたくないがために、間違った観念で恋愛を理解してしまい、女から逃げ、ますます恋愛から遠ざかってゆく。
恋愛とは、単なる動物の生殖であって、性アピールの強い優れた個体が、沢山の異性を獲得し、劣った個体は異性を獲得できない、という自然の摂理そのものの事である。
だが、非モテはそれを認めたくない。
人間は動物じゃない、と、言いたくなるのである。
「人間の恋愛を動物に擬(なぞら)えるとは何事だ!」とか言って怒る。
恋愛が優勝劣敗の動物の生殖だとしたら、現実にセックスできていない自分は、動物として劣った個体であり、淘汰されて消えて無くなる事になる。
そんな理屈がきれいに通ってしまう。不愉快に決まっている。
何とかして不愉快さから逃れるために、今の自分を肯定してくれる観念を信じるようになる。
デブでもいい。
歯が汚くてもいい。
肌ボロボロでもいい。
女の子と喋るのが苦手でもいい。
努力しなくてもいい。
諦めたらいい。
俺は悪くない。
お手軽な思想はたくさんある。だが、根底にあるのは自分を肯定したいという思いだ。事実、非モテは自分の事が大好きだ。
だが、その色眼鏡が現実を歪めてしまい、セックスから遠ざかってしまう。
次回以降、非モテのかける色眼鏡について、思いつく限り書いて行きたい。とりあえず明日は喫煙者。
非モテの生態研究シリーズは、ネタ不足になるのは必至のため、こんな典型的な非モテがいるぞ!みたいな話があれば気軽に報告して欲しい。非モテ研究の第一人者を自負する僕が、解説を試みたいと思う。
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