人気記事
「付き合わないとしないグダ」を崩すには「誠実なチャラさ」を身に付けろ - 監督日誌vol.3

僕の名前は監督

マッチングアプリで愛を探求し続ける男

前回は「マッチングアプリで初めてアポった子と初めて即った話」、別名「最恐・モンスターハンター編」をお送りした。

巨漢、飯モク、メンヘラ、無職」など「怪物偏差値70オーバー」の極悪級モンスターの討伐風景が克明に描かれている。是非お読みいただきたい。

さて、今回は当初とは予定を変更し、やましま日記Vol.1についたコメントへの回答を記事にしようと思う。まずはこちらをご覧いただこう。

やましま監督さま
ブログ拝見しました。

一つご質問があります。
今までのアポ経験から30代の女性は結婚願望が強いのか
付き合わないとしないグダばかりになってしまいます。
やましま監督さんはそのようなグダに対してどのように対処していますか?

僕は現在20代半ばの会社員で、年上の方が好きなため28~32歳くらいの方たちをメインでアポを組んでいます。
現時点で結婚する気は全くないため、アポを組む際には相手のプロフィールですぐに結婚を求めてない方を選んではいますが、とはいえ少なからず結婚願望を持っている女性ばかりであります。。。

お忙しい中ではありますが、よろしくお願いします。

 

まず始めに、コメント下さりありがとうございます。読者の方のご意見を頂戴することにより、僕自身が考えるキッカケになりますし、創作意欲を刺激されて今後の大きな励みとなります。

アポまでは行くもののその後の攻め方に苦労するだとか、そもそも最初のスクリーニング段階でも障壁が発生することは初級・中級者にはよくあることです。

書いてある内容だけでなく、質問者の意図や状況をも想定しつつ、質問に答えていこう。

今回の質問内容を整理

念のため、質問を再掲し、「質問者さんは何を聞きたいのか?」をハッキリさせて回答に進む。

やましま監督さま
ブログ拝見しました。

一つご質問があります。
今までのアポ経験から30代の女性は結婚願望が強いのか
付き合わないとしないグダばかりになってしまいます。
やましま監督さんはそのようなグダに対してどのように対処していますか?

僕は現在20代半ばの会社員で、年上の方が好きなため28~32歳くらいの方たちをメインでアポを組んでいます。
現時点で結婚する気は全くないため、アポを組む際には相手のプロフィールですぐに結婚を求めてない方を選んではいますが、とはいえ少なからず結婚願望を持っている女性ばかりであります。。。

お忙しい中ではありますが、よろしくお願いします。

下線を引いた辺りがこの質問の骨子であろう。ここから導き出せる質問内容は二つ。

①「付き合わないとしないグダ」はどうやって崩せばいいのか?
②アラサー女性は結婚願望が強い女性ばかりなのでどう対処すればいいのか?

このように要約出来る。

当初はこれら二つの質問に順次回答していく予定だったが、1つ目の回答のみで6000字オーバーになってしまった上に、2つ目の回答は内容的にそれの3倍以上はあると想定されるので、泣く泣く今回は1つ目の質問のみの回答とした。次回、2つ目の回答をしていこうと思う。

ということで、今回のメインの話題は、「付き合わないとしないグダの崩し方」と、それにまつわる「女修業に向かう上で大切なマインド面のお話」を書き連ねていこう。

「付き合わないとしないグダ」の崩し方

文章から察するに、質問者さんはズブの恋愛初心者というわけではなさそうと感じる。かといって、僕に相談をしてきている時点で上級者というわけでもなさそう。

そう考えると、「付き合わないとしないグダ」への対抗手段は複数考えられる。

付き合わないとしないグダへの対処法3選

①「じゃあ付き合おう」と言って彼女化してセックスする

②「セックスしないと付き合わない」と言ってセックスする

③相手の言葉は適当に流しつつセックスする

正直その時の状況やその人の経験値、性向などで推奨するやり方は変わるが、おおむね下に行くほど推奨度が上がると思っていただいていい。

一つずつ解説していこう。

「じゃあ付き合おう」

「まずは女性とセックスをすることから始める」レベルの初期段階であれば、ここで「付き合う手形」を切って、セックスにありつくというのは悪くはない。その子を彼女化してセックスに臨み、経験を積み重ねよう。

とはいえ、実はあまりこの方法は手放しに推奨できるものではない。なぜなら、この言動を発するということは、セックスは「付き合う」という契約を経た後でないとしてはいけない価値のあるもの」というマインドが強化されてしまう危険性があるからだ

童貞・非モテ諸君には少々レベルの高い話になってしまうかもしれないが、セックス自体には大して価値はない。大事なのは、「継続的に愛を育む関係をいかに形成できるか」なのである。そのためには、まずセックスという低いハードルなど軽く突破し、さっさと次のステージでの戦いに専念しなければならないのである。

そのためには、「付き合わないとセックスしてはいけない」という固定観念を崩すことから始めるのがいい。しかしこれを公の場で言うと、「付き合わずにセックスするなんて人間の心を持たない鬼畜だ!」「とにかくヤれれば良いとか思ってんだろ!」「これだから女性の立場が向上しないんだ!」とか見当はずれな批判をしてくる輩が湧いて出てくるが、まさかこの聖帝日記の読者にそのような愚かな人物がいるはずはないと信じている。

「付き合わないとセックスしてはいけない」という固定観念を崩れると、次のような戦略が可能になる。

「セックスしないなら付き合わん」

これは聖帝直伝の手法である。聖帝はこのように語る。

聖帝
女の魅力というのは「セックスする前」と「セックスした後」で大きく性質が変わる。セックスする前は「この子とセックスしたい」という気持ちがあるから、その分魅力が底上げされる。一方セックスした後は、そのフィルターが外れ、「その女の本質」のような部分が浮き彫りになる。この時初めて「真にその女の魅力」がわかる。
この理論を信じるなら、付き合う付き合わないの判断は「セックス後」の方が適切である
(ここでいう「付き合う」は、「その子のことを優先的に考え、その子との幸せを最大限追求すること」と定義している)
僕自身これに納得しうる経験がある。
現在の既存子が3人いるが、継続の決め手は「セックス後」に明らかになった。普段の会話の中でのちょっとした言葉遣い、生活していく上での行動様式、LINEの返信の速度、長さ、スタンプの使い方…本当に細かな要素の積み重ねでその人との相性はわかる。
セックスの相性はそのうちのたった一つでしかない。しかし、「セックス前」においては、その価値が不当に高く吊り上げられ、それゆえ女性の価値を見誤る元凶となっている。実はこれは男女双方に当てはまる。
男性側は、「この子とセックスしたい」と思い、女性を過剰に魅力的なものと錯誤し、女性側は「私とセックスるするためには特別な契約を経る必要がある」と勘違いし、自分の価値を見誤る。そしてアラサーになり「セックスプレミア」の価値が急落し、疎かにしてきた「セックス以外の魅力」の低さを無残にも突き付けられ、いわゆる「売れ残り」になっていく。これほどの悲劇はない。
恋愛工学界隈で「とりあえずセックスしてから考えろ」と言われる所以はここにある。要するに、「継続的な男女関係に発展するかどうかはセックスした後じゃないと正確に判断できない」ということである。
そういったことを加味した上で取る戦略こそが、「セックスしないと付き合わん」なのである。さすが聖帝、奥が深い。
とはいえ、これは上級者のテクニック。ベッド上で「付き合わないとしないグダ」が発生した際にこの戦略を堂々と取れる人は、聖帝を始めとしたごく少数しか存在しないだろう。正直僕もこの戦略は未着手で、取り組むには少し勇気を要する。かといって、「じゃあ付き合おう」作戦はマインド面からお勧めできない。
そんなジレンマを解消する第三の選択肢かつ僕が最も推奨する戦略を最後に紹介する。

テキトーに流してセックス継続

これまた批判食らいそうな題名であるが、これが最も万能な戦略である

簡単な話、グダに緩やかに対処しながらボディタッチや身体の密着などを続け、少しずつ相手の心と体をほぐしつつ時間と手間をかけてセックスに持って行くという手法である。

実際にベッド上で繰り広げられた会話一例

ここで、僕が実際に「付き合わないとしないグダ(+α)」を突破したときのやりとりの再現をご覧いただこう。

背景としては、1回目に健全アポを行い、2回目のアポで居酒屋→カラオケに行き、その間にハンドテストとディープキスなどをクリアしホテル打診が通る。その後にグダが発生。

チャラい!セックスはしない!

やましま
チャラくないよ。真剣だよ。だから前回と今回長い時間デートしたじゃん。すごく楽しかったよ

(この子とは2回目のアポかつどちらも食事・ドライブ・映画・飲みなど様々なイベントを経験してきていた)

だったらセックスしないで終わりでいいじゃん!

やましま
好きで真剣だからこういうことしたいって思うんだよ

ここは初心者が躓きやすいポイント。ここで「確かにそうだけど…」と相手の論理を受け入れてしまうとそこからの巻き返しは厳しくなる。しっかりと「真剣だからこそセックスしたい」という論理で返すべし。

付き合ってないのにこういうことしない!

やましま
でもさ、「じゃあ付き合おう!」ってなったらそれはおかしいでしょ?それじゃまるでセックスしたいから付き合うみたいだからそんなこと言いたくない

確かにそうだけど…
これは「じゃあ付き合おう」戦略の上級者版。女性の言う「付き合わないとセックスしない!」を「セックスしたいから付き合いたいとかそんなチャラいことしたくない!」と逆の論理で否定して自分の行動の正当性を高めている。

やましま
嫌だったら全然このまま終わりでもいいんだよ?そんなにこうしてるの嫌?

別に嫌じゃないけど…

やましま
じゃあいいじゃん
この辺りは完全に状況判断。ハグやキス、パイ揉みやクリタッチに対する抵抗や反応の度合いから、どの程度受け入れられているかを慎重に見極めて攻めどころを探すべし
(相手が嫌がっていないからこそこのセリフが機能する。本当に嫌がっている場合は速やかに軌道修正すべし)

この歳になってやり捨てられるなんて恥ずかしくて生きていけない!

やましま
俺がヤリ捨てるような人に見える?

見えない…

やましま
じゃあ続きしよう
ここも相手の食いつきの良さを察しての言動。「誠実さ」が高まっているからこそ出来るやり取り。今までのデートはこのベッド上の攻防で活かすための布石だったと言っていい。

グダ崩しの極意

大事なのは、

女の子の建前を説得している間にも、しっかり身体を触れ合わせ、興奮と安心感を両方刺激し続けること

である。

実は「付き合わないとしないグダ」に合っている段階で、それはホテルなり自宅なり既にセックス直前段階まで来ているということ。その時点で8割方勝利している。そこは自信を持っていい状況である。

それなのに、ちょっとグダがあったからと言って弱気になるようでは、元の非モテのキモ男に逆戻りである。

ここで大事にすべきは

「誠実さ」と「チャラさ」の両立

である。これについて次の章で詳しく解説をする。

対女性で意識すべきマインド

「建前さん」と「雌豚さん」と「雌犬さん」を意識する

「金融日記」という超有名なメールマガジンがあるが、そこで我が社長・聖帝サウザーが寄稿した論文の中で、「建前さん」と「雌豚さん」という概念が出てくる。

これは、女性の理性的な部分=建前さんを上手く説得しつつ、本能的な部分=雌豚さんを刺激することが大事である、という意味あいで使われている。建前的な部分を納得させて抵抗を弱めつつ、本能的な部分を刺激して性欲を高めてセックスに持って行くというロジックだ。

この論文の内容、概念自体は素晴らしいものなのだが、少し片手落ち感が否めない。それは、「本能的な部分」が「雌豚さん」のみに絞られていることである。

僕が女修業を重ねる中で気付いたのは、女の子の本能には「雌豚さん」の他に「雌犬さん」も存在するということである。

雌豚さん=刺激・興奮・盛り上がり、雌犬さん=安心・信頼・多幸感

端的に言うと、雌豚さんは「もっと気持ち良くなりたい!」と性的に興奮する部分で、雌犬さんは「この人ともっと一緒に居たい」「この人なら安心できる」という安心感を抱く部分である。

つまり、

雌豚さんと雌犬さん両方を刺激してあげれば、女性とセックスを出来るだけでなく、その後の長期案件にも発展しやすい

というのが僕の考えである。

ではこの両者をどのように呼び起こすのか?それは、「誠実さ」と「チャラさ」である。

「誠実なチャラさ」を発揮する

「誠実さとチャラさは相反する概念で両立なんて出来ないんじゃないの?」と思うのは、あなたの女修業がまだまだ足りない証拠。これらはしっかりと両立する。

話し方・単語・文脈・身体の密着・手の動き・足の動き・口の動き…表現する術は無数にあり、それぞれに込められている意味が一貫することなどありえない。

・誠実な態度でチャラい発言をする

・性感帯を刺激しながら真面目な発言をする

・身体を密着させながら性感帯を刺激しながら真面目に説得する

いくらでも「チャラさ」と「誠実さ」は同時進行できる。そしてチャラさは雌豚さんを、誠実さは雌犬さんを呼び起こす。

では、なぜ「誠実なチャラさ」が必要なのか?それは誠実さだけでは不十分だし、チャラさだけでも不十分だからである。

チャラさだけでは本当の意味で女は落とせない

恋愛工学・ナンパ界隈で必須とされている「チャラさ」や「オラつき」は、「ドーパミン」という脳内ホルモンの分泌に関わる。言ってみれば「興奮物質」である。このホルモンが分泌されると、一時的に気持ちが盛り上がり、「もっと気持ち良くなりたい!」と思うようになり、どんどん性欲が盛り上がってくる。

いわゆる「即」を成し遂げる一つの方法としては、とにかくこのドーパミンの分泌を促進させるというものがある。ハンドテストをする、ハグする、キスする、パイ揉みやクリタッチするなど、これらで自分も相手もドーパミンを大量に分泌させることでセックスを完遂させるのである。

しかし、ドーパミンには大きな欠点が一つある。それは「快楽は強いが冷めやすい」という性質である。一回セックスしたにもかかわらず連絡が途絶えてしまう原因はこの辺りにある。

ではどうしたらいいか?

とにかく攻め入るだけに囚われず、相手を包み込むような誠実さでもって女性を惹きつけるのである。

誠実さがあれば相手は拒否しない

一般的恋愛においては良いとされているが、恋愛工学・ナンパ界隈では扱いに注意を要する「誠実さ」であるが、僕なりの恋愛工学においては非常に重要なファクターである。

誠実さを発揮して女性と親密になると「オキシトシン」という脳内ホルモンが分泌される。これは「ストレスを消し、多幸感を与えてくれる」とされている。体を寄せ合っているとき・抱きしめているときなどに安心感が増してくるのは、このホルモンの分泌が関わっている。

グダ崩しの章で紹介した「テキトーに流してセックス継続」は、このオキシトシン分泌を活用した高度な戦略である。

ベッド上で相手をしっかり抱きしめたりキスをして安心感を与えつつ、言葉の上で相手に「今セックスすること」に対する納得感を与えつつ、性感帯を刺激して性的興奮も上げるというのを愚直に続ける

これこそが僕の考える最強の対女性戦略である。

ここで失敗してしまうのは、

・説得に意識行き過ぎて身体の触れ合いを忘れる

・性的刺激を与えることに意識行き過ぎて相手の警戒心を解けない

この辺りの原因が考えられる。一般的な恋愛畑出身者は前者になりがちで、ナンパ界隈は後者に陥りがちである。

僕自身、「付き合わないとしないグダ」が強い相手に対しては、胸を触ろうとしてもガードされたり、服を脱がそうとしても拒否されたりなどしたが、これらはまだ「安心感・信頼感」が足りないために起こるものである。

・ガードされたら手を優しく握ったり頭を撫でて安心させる

・拒否感強くてもキスをしたり優しく抱きしめて心を落ち着かせる

・一気に攻め入るのではなく時間をかけて相手を包み込む

などすると、グダは崩れやすくなると感じている。

(僕はキスやハグは興奮作用よりも安心作用の方が高いと考えている)

大事なのは、

「チャラさ」を出しつつ、「誠実さ」も忘れないこと

である。

攻め時と引き際をわきまえる

ここまでは攻め手をひたすら紹介してきたが、ここでは最低限自分の身の安全のための「守り手」についても触れる。

文章だけ読んでいるとなんだか自分も上手く行きそうな気になりがちだが、当然毎回成功するわけではない。時にはグダが崩せなかったり、ホテル打診で拒否されたり、ハンドテスト段階で失敗することだって多々ある。僕自身、いわゆる「アポ負け」という事態に何度も直面したものである。

慎重に強引に攻める

これまた矛盾しそうな言葉遣いであるが、ここには「必ず関係の進展を促す行動を起こせ」という意味と「女性との関係の進展は焦らず一つずつ確実に進めろ」という意味合いが込められている。

まず恋愛初心者は前者を忘れがちである。マッチングアプリ上でメッセージしてるだけで喜んだり、LINE交換だけで付き合ったかのように浮かれ、食事なんぞ行こうものなら嬉々として全額奢って「ポイント稼いだ」などと勘違い甚だしいキモイ妄想に囚われてしまう人が後を絶たない。

アポってセックストライが基本

女修業をするのであれば、必ず「まずはセックスすること」をベンチマークに設定し、そこから逆算して相手とのやり取りやアポ設計をすること。これは必須である。この辺りの「初心者向けのアポへの臨み方」みたい内容は改めて記事にしようと思う。

初心者がアポに向かう上で身に付けるべきマインドは、「サウザーの白熱教室 街コン編」にて示されている。

サウザーの白熱教室 街コン攻略編

 ここで語られているマインドの根本は、「アポってセックストライの精神を持て」「セックスから逆算した計画を立てろ」ということである。他にも女性とのアポやセックストライ成功率を上げるための秘訣が端的に語られているので、是非聞いてみて欲しい。

無理に攻めずに引くときはサッと引く

それと同時に、相手から何か拒否サインが明確にあるなど、これ以上関係の進展を急激に進めるのは無理だと判断できる要素がある場合には、速やかに身を引くこと。ここを見誤ると刑事事件などに発展する多大なリスクを背負い込むことになるため、本当に慎重に判断して欲しい。

アポで話が盛り上がらず、二件目打診が通らない
ハンドテストに失敗する

キスしようとしたら激しい抵抗にあう

ホテル打診を断られる

セックス前に激しいグダにあう

この辺りはちょっと女修業をしたことがある人であれば誰しも経験済みのことと思う。「グダ崩し」の項で紹介したように、それぞれの場面での対抗手段はあるにはあるのだが、正直僕は「拒否の姿勢が強かったらさっさと身を引く」を徹底する方がいいと思っている。

いわゆる「形式グダ」と「ガチグダ」の話をすると、前者は「女の子もその気になってるけど恥ずかしかったり後押しして欲しくて拒否のポーズをしているだけ」というもので、これなら攻めを継続していい。しかし後者の場合、「マジでこちらのことを拒否している」という性質のものなので、一歩引くというのが大事である。

これらの見極めは、「どれだけ相手のことを見ているか・考えているか」これに尽きる。「アポってセックストライ」の精神は大事だが、「今日この子と必ずセックスしなければいけない」と変な義務感を自分に課す必要はない。セックスに向かって逆算した計画を立てるのは必須だが、途中で継続困難と感じたらサッと身を引く術は身につけておいた方がいい。なぜなら、他にもあなたにふさわしい女性は星の数ほどいるからだ。

真の目的は「目の前の女性を幸せにすること」

「グダ崩し」という手段に溺れるな

「グダ崩し」という単語の性質上、「あの手この手で女性を油断させて勢いでセックスを成し遂げてしまおう」というニュアンスで解釈されがちだが、僕からすればそんなゲスいことをしているつもりは全くない。

前述の通り、

男女関係というものはセックスした後がようやくスタートライン

なのである。セックス前は「セックスしたい!」という余計なフィルターがかかり、相手に魅力を正常に測ることが出来ない。

そのためには、まずセックスを済ませて邪魔な障壁を取り払う必要がある。その手法として相手のことを最大限に尊重した方法が「誠実なチャラさ」を発揮し、「建前さん雌豚さん雌犬さん」の三者を呼び起こすことであった。

セックスはただの手段、通過点としての目標でしかない

要するに、「セックスを目的化するな」ということである。これはビジネスでいう「収益を目的化するな」に似たものを感じる。

幸せの指標としてお金は大事だが、お金自体を目的化して幸せになれる人は少ない。「年収800万円を超えると幸福度は高止まりする」とよく言われている。お金あるには越したことないが、ある程度まで所持すると、それ以外の部分を追い求めることでより高みにある幸福を得るにつながる。

セックスについても同様で、幸せになるためにセックスは必要なのだが、セックスを重ねたところでその分だけ幸福度がどこまでも比例して上がっていくわけではない。ましてや即数を誇ることに何の価値もなく、セックスを経た上で相手との関係をどのように構築していくかが男女関係において重要なのは言うまでもない。

お金稼ぎが幸福追求の目的ではなく手段でしかないのと同様に、セックスも幸福追求の目的ではなく手段でしかないのである。

一番の目的を忘れない

大切なのは、「目の前の女性を幸せにすること」もしくは「目の前の女性と共に幸せを享受すること」こそが我々男性が追い求めるべき目標だ。

それを達成するためにセックスが不要なのであれば、別にセックスをする必要などない。しかしそのためには、「セックスしたい!」というフィルターを一切かけずに女性を見る必要があるのだが、どうせ99.999%の男性は性欲に支配されてそんなこと出来るはずがない。それにセックスを介さない男女関係など進化生物学的にあり得ない。そんな関係が蔓延してしまったら種の存続が危うい。

セックスを求める本能には抗えないのだから、その本能を満たした上で男女関係を見つめ直すというのが正当な手順であろう。
(もちろんその上で「セックスが一番大事だ!」と確信してセックスを追い求めるのは全然あり)

まとめ

今回は読者からの質問を元に、技術的な話からマインド面の話、手段と目的の話などを展開した。

今日の記事のまとめ

・グダ崩しの基本は「誠実なチャラさ」

・建前さんと雌豚さんと雌犬さんに話しかけ続ける

・セックスは手段であり目的にあらず

・セックスなんかさっさと済ませてその後に相手の本質を見極めよ

これらを心に刻み、男性諸君は今日も「アポってセックストライ」に挑み続けて欲しい。

次回予告

冒頭の質問文を再掲

やましま監督さま
ブログ拝見しました。

一つご質問があります。
今までのアポ経験から30代の女性は結婚願望が強いのか
付き合わないとしないグダばかりになってしまいます。
やましま監督さんはそのようなグダに対してどのように対処していますか?

僕は現在20代半ばの会社員で、年上の方が好きなため28~32歳くらいの方たちをメインでアポを組んでいます。
現時点で結婚する気は全くないため、アポを組む際には相手のプロフィールですぐに結婚を求めてない方を選んではいますが、とはいえ少なからず結婚願望を持っている女性ばかりであります。。。

お忙しい中ではありますが、よろしくお願いします。

今回は、質問者さんのコメントの一つ目のみに回答。次回は二つ目の

アラサー女性は結婚願望が強い女性ばかりなのでどう対処すればいいのか?

について回答していく。

一番最初にこの質問に回答しようとしたとき、「そうか、確かに結婚願望強かったらその後の攻め方って難しいよな。その場合の対策法を考えないと」などと思い、せっせとトライしやすい女性の選定方法などを書こうとしていた。

しかし、書いているうちに別の可能性に気付く。それは、「質問者自身に大きな問題がある」ということ。

そう思うに至ったキッカケは、このコメントを呼んだ聖帝からの一言

聖帝
何言ってんのこいつ。言い訳ばっかじゃん

 

その観点からコメントを見返すと、確かに問題点が多くあることがわかり、これは一記事分の解説が必要だと感じ、今回取り上げることとなった。

端的に言うと、

・ロジックを組み間違えている

・失敗の原因をはき違えている

・圧倒的他責思考に染まっている

・現実を捻じ曲げている可能性

この辺りがテーマになってくる。次回の記事は質問者さんだけでなく、いわゆる「精神的に弱い男」には少々厳しい内容となっている。読む際には十分に注意されたい。

ということで、また次回の記事で。

あでゅー

 

おすすめの記事