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認知の歪みを正すには目をそむけたくなるような現実に立ち向かうべし - 監督日誌vol.5

こんにちは。

マッチングアプリ2社より「強制退会措置」を食らった監督です。ツラいです(泣)

さて本日は、期間が空きに空きまくった質問回答の続きを行う(質問者さん、質問ありがとうございます。そして回答遅れてごめんなさい)

再度質問を振り返ろう。

やましま監督さま
ブログ拝見しました。

一つご質問があります。
今までのアポ経験から30代の女性は結婚願望が強いのか
付き合わないとしないグダばかりになってしまいます。
やましま監督さんはそのようなグダに対してどのように対処していますか?

僕は現在20代半ばの会社員で、年上の方が好きなため28~32歳くらいの方たちをメインでアポを組んでいます。
現時点で結婚する気は全くないため、アポを組む際には相手のプロフィールですぐに結婚を求めてない方を選んではいますが、とはいえ少なからず結婚願望を持っている女性ばかりであります。。。

お忙しい中ではありますが、よろしくお願いします。

質問を大きく分けると2つ。

①「付き合わないとしないグダ」はどうやって崩せばいいのか?
②アラサー女性は結婚願望が強い女性ばかりなのでどう対処すればいいのか?

前回は、この質問の前半部分に回答した。

↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓

今回は後半の、

①「付き合わないとしないグダ」はどうやって崩せばいいのか?
②アラサー女性は結婚願望が強い女性ばかりなのでどう対処すればいいのか?

この質問に答えていこう。

確かに、結婚願望が強くて将来を共にする相手を望む女性を相手取って、「アポってセックストライ」はなかなか敢行し難いものがあるのだろう。そういう方ほど自身のセックスの価値を高く設定しているもので、その牙城を崩すのは人一倍厳しいものがあると感じるのは無理もない。

しかし、果たしてそれは本当に現実なのか?

今回は「どうやってアラサー女性を落とすのか?」という技術論の話ではなく、「なぜそのような質問をしてくるのか?」「どうしてそんな悩みを抱えてしまうのか?」という大きな視点から記事を書いていこうと思う。

そもそもロジックをちゃんと組めているか?

おそらく質問者さんは以下のようなロジックを組んでいることだろう。

相手の女性は結婚願望強い

だから「付き合わないとSEXしない」というグダが発生する

だからセックストライに失敗する

一見筋が通っているように見える。しかし、ここには大きな間違いが潜んでいる。ハッキリ言って、結婚願望が強いから「付き合わないとSEXしない」グダが発生するわけではないし、グダが発生したからセックストライに失敗したわけでもない。原因は別のところにあるのだ。そのことを質問者さんがしっかり認識しない限り、今後セックスに困らなくなるモテ男になるのは厳しいだろう。

ではなぜこのような間違いが起こるのか?一つずつ解説していこう。

結婚願望が強いから「付き合わないとSEXしない」グダが発生するのか?

この質問に対する回答は、明確に「NO」である。

まず僕2か月間毎日のようにアポに明け暮れた体験の中でも、「付き合わないとSEXしない」グダが起こったのは、たった2人。しかもどちらも別に結婚願望の強さを表明しているわけではなく、結婚については「良い人がいればしたい」程度のものであった(アプリでの表記もそう)。結婚願望の強い子が一人いたが、その子はノーグダでセックスまでたどり着いた。

そもそも、数えきれないくらいアポを重ねてきた中で「結婚願望」の話など、数えるくらいしか出てこなかった。

同じ年齢層を相手取っているのに、僕と質問者さんで認識が違うのは一体なぜなのだろうか?

「付き合わないとSEXしない」グダが発生するからセックストライは失敗に終わるのか?

当然のことながら、こちらの回答も「NO」だ。

グダが発生しても崩せずに終わるのは、単に男側の実力が不足しているから、という場合がほとんどである。「今日は生理だから…」「明日朝早いから…」「まだ付き合ってないから…」など、グダの種類はある程度決まっている。それらを崩す術は、事前に考えておき、余裕を持って本番に臨むのが鉄則である。

※もちろん無理やりセックスに持ち込むのはNG!本気で嫌がっている場合、相手からの同意が得られない場合にはセックストライをやめ、健全解散に切り替えましょう。

とはいえ、いくら頭ではわかっていても、それを実践できるとは限らない。ある人は初回からすんなり打診を通せることもあるだろうし、はたまた別のある人は、何回やっても上手く行かない場合もある。

それを解決する方法はただ一つ。試行を重ねること

試行回数が増えれば増えるほど、あなたには慣れと余裕が生まれるし、相手のパターンも出尽くしてくる。「はいはいこのパターンね」くらい思って「今回はどうやって崩そうかな?」とグダ崩しを楽しめる領域に達せば、あなたも晴れてモテ男の仲間入りだ。

「いや、何回も挑戦してるんだけど、上手く行かないんだよ!」と思ってる人も少なからずいるかもしれない。その場合は、もしかしたらあなたの根本のマインドが間違ってる可能性がある。

例えば、グダ崩しを「説得」と考えている人はいないだろうか?それは大きな誤りだから今すぐやめたほうがいい。

ベッド際の攻防においては、実は論理性などクソの役にも立たない。必要なのは、相手を安心させることと、その気にさせることのみである。

↓↓↓グダ崩しに関する考察は前回の記事参照

ゴールを目指していくら頑張って走り続けていても、そもそも道を間違えていたら、一生ゴールにはたどり着けない。また、参考にしている地図に誤りがあっても、本当のゴールにはたどり着けないのである。

「相手の女性の結婚願望が強い」から、「セックストライに失敗する」というロジックを組んでしまっていないだろうか?

この考えが最も危険である。なぜかというと、

結婚願望が強い→「付き合わないとしない」グダ→セックストライ失敗

という誤った論理を、更に改悪してしまっているからである。それだけでなく、この間違った論理を自分の中で当たり前のように思ってしまうと、次回以降のアポに多大なる悪影響を及ぼしてしまう。

つまり、

「結婚願望の強い人と出会うと、セックスが難しくなる」という考えをしてしまうようになる。

こうなると、アポ中に少しでも結婚の話題が上がると、「この人とはセックスするのが厳しいのではないか」と反射で考えてしまうようになる。ハッキリ言ってこのような考えをしていたら、絶対にセックスの成功率は大きく減少する。

思い込みから失敗に繋がってる可能性が高い

もしかして、アポの際に「あなたは結婚願望ありますか?」なんて聞いていないだろうか。

そういう人は、まさに「自分で自分の首を絞めている」という状態に陥っている。

そんなことを聞かれた女性は、その瞬間から結婚についての意識が芽生え始める。そこで決まって出てくる答えは「良い人がいればしたい」とか、「出来れば早いうちにしたい」など、結婚に肯定的な意見が大半を占めるだろう。そりゃある程度年齢を重ねた人であれば、結婚について全く考えていないなんてことはない。特に結婚適齢期付近や、過ぎた人はそう。

それでもなお、「でも自分が出会う女性は結婚願望強い人ばかりで…」と思ってしまうのはなぜ?

それは、「カラーバス効果」のせいかもしれない。

カラーバス効果

カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと

つまり、「この人は結婚願望が強いのではないか?」という考えに囚われてしまうと、実際に結婚願望が強いかどうかはさておき、さも結婚願望が強そうな情報ばかりを相手から読み取ってしまうのである。そして、「この人とのセックスは厳しいのではないか?」という思考に行き着く。こうなると、相手の発言や態度の端々に、「自分とのセックスを避ける兆候」を読み取ってしまう。結果、セックスにありつけない。

「この子は結婚願望強そうだからセックス難しいかも」なんて考えが根付いてしまったら、アポするたびに「結婚願望強そうな発言・行動」「セックスが失敗しそうな理由・言い訳」を自分自身で作り上げてしまうことすらありうるのである。

失敗の原因を自ら作り出して失敗し、「やっぱりこれが原因だったんだ」と誤った解釈を深めてしまう

自分で結婚願望の存在をセックストライ失敗の原因に祭り上げておいて、自分の手で失敗の可能性を広げておきながら、「やっぱり今回も結婚願望の強い女性に当たってしまって失敗してしまった」「こういう女性に当たらなければセックスありつけるのに」「どうしてこういう女性ばかりなんだろう」…もはや救いようがない。

これは、うだつの上がらない勤め人が、飲み会で上司の不平不満を言いながら、「あんな上司さえいなかったから俺ももっと出生するのに」とか言いながら、そもそもの自分の考え・態度の甘さを一向に改善しないのと一緒である。

心当たりがない人の方が多いことを願う。

誰かのせいにしていれば、自分は傷つかずに済むし、改善の努力もしなくていい

人間誰しも傷つくのが怖い。他人から否定されたり、ゴミクズを見るような目で見られたり、多大な労力を費やしたにもかかわらず失敗して傷つくのが怖いのである。更に、その原因が自分だと認識することを恐れるのは、ある意味致し方ないことである。

しかし、そこで一番やってはいけないことは、「他人のせいにすること」である。

他人のせいにさえしていれば、自分はつらいことから目を逸らすことが出来る。自分の悪い部分、問題点を直さなくてもいい。だって他人が全部悪いのだから。これほど自分にとって都合のいい考え方はない。だがその瞬間、あなたは成長のチャンスを逸することになる。

失敗の原因を他者に求める考え(他責思考)に凝り固まると、自分の不備を改善する努力を怠ってしまう。それでは自分自身の成長に繋がらず、次からも同じような失敗を犯してしまう可能性が高まってしまう。

現実を捻じ曲げてしまっていないか?

まさかそんなことはないと思うが、たった2~3回とかグダられただけで、「付き合わないとしないグダばかり~」などと言ってはいないだろうか?

もしそうだとしたら、正直試行回数が少な過ぎである。セックスに困らないくらいモテるようになった男は、表立っては言わないが、裏では腐るほどの失敗をし、数えきれないほどの屈辱を味わっているものである。ほんの数回の失敗だけで挫けていては、大きな成長は見込めない。

いや、ベッド上の攻防に行けたのであればまだマシで、それ以前の段階で躓いているのに、それを「結婚願望」のせいにしているとしたら、より重症である。

ただ単にセックストライ失敗しただけなのに、その原因は「結婚願望が強いから」としている場合である。よもや、ただセックス拒否られただけなのに、「結婚願望」という仮想敵を作り出してそいつのせいにしているとか、そんな妄想癖たくましい軟弱な男でないことを祈っている。

質問者さんがやるべきことはただ一つ

アポってセックストライ、これを繰り返すのみである。とりあえず細かいことは、セックスした後に考えればそれでよろしい。

質問者さんの発言を最大限尊重するとして、ベッド上でグダられている状況まで行っているということは、かなり大きな世界を得ていると思っていい。そこまでたどり着けない人も多数いる。回数を重ねる中で気付くことも多い。くれぐれも「他責思考」にならないよう注意しながら、自分の思考・行動を改善しながら女修業に臨んで欲しい。

回答は以上。かなり持論に脱線してしまった感あるが、ご容赦いただきたい。

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