久しぶりに読者の方からの質問が届いたので、お答えしたい。
女がどうたら精子がうんたらみたいなイカくさい質問がたくさん届いていた事を考えると、一昔の感を覚えずにおられぬな。
@Fist_of_Phoenix いつもブログ楽しみにしてます。
質問ですが、サウザーさんが持つ【自身の商品】とは不動産だという理解でよろしいでしょうか?— レイ (@rei_ire_rei) 2017年4月21日
ふむ。
今回は僕が再三言っている「自分の商品を持て!」とは具体的にどういうことかって質問だ。
不動産なんかはわかりやすいモデルではあるが、商品はそれ以外にもたくさんある。
端的に言って、「視界に入る人工物」は全てが商品だ。
スマホケース、コーヒー、ボールペン、ペン立て、全て誰かが考えて開発された商品なのである。
何も不動産だけではない。
今回は「商品とはなんぞや?」って話をする。
この資本主義世界で自由を得るには、商品を持つほか選択肢はない。
聖帝が持つ商品
僕が持つ【商品】は、何個かある。
①勤め人としての労働力
②自分で修繕した一戸建て賃貸
③白熱教室の音声
④秘密の商品からの収入
まあこんなところだ。
①がエースで生活費、②が次期エースで収入は現在貯金源、③は面白企画の財源として決戦に備えて温存、④は小額だけど馬鹿に出来ない。
と言う事になる。
言葉に細かく拘って、僕が持つ【自身の商品】としてみる。
②自分で修繕した一戸建て賃貸
③白熱教室の音声
④秘密の商品からの収入
となる。勤め人の収入は、自身が創り出した商品ではない、と言う扱いだ。
以上、質問の答えはこれでをはり。
⇒【聖帝の白熱教室】
「視界に入る人工物」の全てが商品
ただ。
この質問をパッと見た時に思ったのが、僕の個別の商品構成が知りたいのではなく、
そんな質問に感ぜられたので、蛇足ながら書き足しておこう。
まず商品であるが、視界に入って来る人工物全てが商品である。
今自分が居る場所から、ぐるっと周囲を見渡して欲しい。
家の中であれば目に入る物すべてが商品。
外出中であっても都会に居るなら網膜に映る何もかもが商品。
この資本主義世界の日本において、身辺のありとあらゆるものは商品なのである。
商品はお金で交換可能で、ほとんどの勤め人は自分の労働力と交換したお金で、商品を買う。
そしてその一つ一つの商品には、事業者の事業計画があり、事業者が苦労して貯めたタネ銭があり、銀行の融資があり、勤め人の労働力が込もっている。
⇒【ビジネスモデル解説シリーズ】まずはIT、マスメディア、スポーツ選手から
誰かが交換に応じてくれる物ならば何でもOK
という質問だとすると、
と言う回答になる。
何を作っても良い。
完全に自由。
不動産に囚われる必要は一切無い。
自分が創った【自身の商品・サービス】が、多くの人に受け入れられて、たくさんの人が「我も我も」と交換に応じてくれたならば、その収入で自分の衣食住を満たせるようになるかもしれない。
それが勤め人卒業だ。
ただし、勤め人をしておれば、労働力の原価及び人間の尊厳の元となる衣食住等生活費は、給料によって担保されていたが、独立の事業家だと商品が売れるか売れないかが勝負になる。
売れなければ、飢える。誰が守ってくれる訳でも無い。
自分だけが頼み。
商品を持てば、働かずに豊かな生活を送る事も夢では無い
ただし、事業者にはメリットもあって、勤め人はどんなに頑張って働いても衣食住の原価以上に給料を貰える事は絶対にあり得ないが、事業家の場合は、労働力の価格と切り離された収入を得ることが可能になるので、ほとんど働かずに豊かな生活を送る事も全く夢では無い。
まとめになるが、【自身の商品】は、自由。
誰かが買ってくれるならそれが商品になる。
最後に。事業計画の練り方とか銀行からの融資の取り付け方とか、資本とか負債とか、事業家には必須の技能は学校教育からは注意深く取り除かれているので、多くの人は商品の作り方が全く分からない状態で大人になる。
労働力を売る事しか考えられない大人である。
をはり。
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