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【サピエンス全史】これは必聴。おすすめのオーディオブックを紹介第2弾。

こんにちは、かんたムです。

みなさんオーディオブックは何を聞かれていますか。
先日の記事で、オーディブルにある「バビロンの大富豪」はマジで必聴(必読)!って言ったところ、予想以上の方に聞いていただいたみたいです。

 

このブログを参考にしていただき、大変ありがたいです。

せっかく聞き放題サービス「オーディブル」に入会されたのですから、他にもいくつかおすすめタイトルを紹介したいと思います。

今回は「サピエンス全史」です。

サピエンス全史、これはもう必読必聴ですよ。
この本は2018年のベストセラーになっています。

みなさんも表紙くらいは見たことがあるはず。

というか、この界隈にいるのにまだ読んでないんですか?
それはさすがにやばいですよ。(煽るぜ)

このブログの読者さんのサピエンス全史読了率は90%超えてますから。

 

ということで、今回はサピエンス全史について僕が思うところ書いていきます~。

 

サピエンス全史は人類(ホモ・サピエンス)が誕生してから、今の僕らの姿に至るまで、どのように進化してきたかという歴史を解説した本です。

進化心理学に近い話でもあるので、恋愛工学とか好きな人はすんなり入れますね。

 

サピエンス全史 感想

僕がサピエンス全史を読んだのはおおよそ2年前です。
どの本もそうですが、2年も経つとだいたい忘れてますよね。(俺だけなのか)

そんな僕が今でも印象に残っている部分だけ書いていきます。
この記事を書くにあたって読み直したわけでもなんでもないので、相当印象に残っているというわけです。

 

とは言え、サピエンス全史自体は、読めば雷に打たれた気になります。
勃起率100%です。

 

虚構という概念

まず一番に衝撃的だったのは、「虚構」という概念です。

旧石器時代には、もともと僕らホモサピエンスの他にも猿型の人間はいました。
ネアンデルタール人やホモエレクトスとかいうやつらです。

もっと言うと、猿とかマンモスとか虎とかもいました。

それなのに、なぜ僕らホモサピエンスだけがここまで繁栄し、世界を支配するまでに至ったのか。

 

それは、ホモサピエンスは「虚構」を信じれる力があったからです。

僕らの世界にね、虚構ってたくさんあるんですよ。

お金、法律、会社、宗教、これらを全部虚構なんです。

お金も法律も会社も全部虚構!

読者「え?お金も会社も実際あるじゃん!何が虚構なの?」

いや、ないんですよそれが。
そもそもお金は食べられるでしょうか。お金というか貨幣ですね。
貨幣そのものに価値はありますか?ないですよね。

お金なんて、ただの紙切れであったりコインなわけです。

それを、みんなが貨幣として使える「お金」というふうに信用するから、「お金」が成り立つわけです。

会社もそうです。
会社そのものも実態はありません。会社に触れられますか?
法律もそうです。法律は触ることも食べることもできません。

ホモサピエンスには、それら虚構をイメージして、信じられる能力があります。

 

虚構を共有できるから見知らぬ他人と協力できる

この虚構が何に作用しているかといいますと、大きな集団を作ることができるのです。

僕らは、見知らぬ他人ともお金を介して商品を交換できます。
法律という虚構を信じているおかげで、見知らぬ他人が通りかかっても、ナイフで襲ってくるとも考えはしません。

そう、一つの虚構を信じられる能力があると見知らぬ人とも手を取り合えるため、かなりの人数で集団を成せるのです。

これがもし虚構を信じられないと、一人ひとり信用たる人物か精査しないといけないので、集団もマックス何十人になります。

 

でも人間は虚構のおかげで、何万から何千万以上の数で集団を成し、協力することができるのです。

そりゃマンモスもやられますよね。

 

宗教なんかもわかりやすい例です。
隣で祈っている人が安全な人かどうかなんてわかりません。

でも同じ神を信じているという理由で、二秒で仲良くなれるわけです。

 

虚構、すごいっすよね。
世の中、虚構がたくさんありますよ。

僕がサピエンス全史で一番勃起したのは、この「虚構」という概念なんです。

 

農業革命は人間を不幸にした?

もう一つ印象に残っている話を紹介します。

それは「農業革命は人間を不幸にしたのか」って話です。

この話は皮肉が利いてて好きなんですよ(笑)

 

もともとホモサピエンスはずっと何百年前から、"狩猟採集"をして暮らしてきたわけです。

動物を狩ったり、木の実を採ったりの生活です。
この暮らしがそれまた結構いいんですよ。

日が昇ってきたらゆっくり起きて、昼過ぎにぞろぞろと狩りとか採集に出かけます。
そしてその日の食料を確保したら後はごろごろ寝たり、セックスして一日を終えるのです。

まるで現代のニートに近い生活です。

 

一方農耕が始まったのは今から一万年ほど前。(だったはず)
農業は未来の食料を確保はできますが、日が暮れるまで働かないといけません。しかも年中無休なわけです。

農業=安定した暮らしはゲットしたけど、年中無休で朝から晩まで労働

狩猟採集=その日暮らしだけれど、好きな時間に起きて好きな時間に寝る。好きなだけセックスする。

 

まあ独立の人がその日暮らしってわけではないですが、この対比は既視感ありますよねー。

 

安定を目指している結果、逆に不幸になるっていうこの手のメタファー、僕は好きですw

 

こんな知識は普通に生きてて絶対入ってこない

というわけで、サピエンス全史はこんな話が長々と続きます。

「うお!まじか!やられた!」の連続です。

 

何といいますか、でも明日から役に立つ知識なんて書いてないです。

ビジネスに役立つとか、お金を稼げるとか、そんなのに繋がるTipsは一つも書いてないです。

 

でもだからこそ読むべきなんですよ。

最悪ビジネス系の強要やスキルは、人伝いやセミナーで入ってきたりします。
それ系の本なら読む人も多いですしね。

ただサピエンス全史ですよ?
こんなの読む人なんて、変わってますよ。

 

だからこそ、ここでしか知り得ない概念ってのがあるんです。

いつどこで、「虚構」という概念を知れるんでしょうか。
「農業革命は人間を不幸にした?」なんて生きてて考えるはずもないじゃないですか。

 

だから、ビジネス書や自分を振り立たせる自己啓発書もいいですが、たまにはこういった「いくら自分が努力しても一生たどり着けない視点」を得るのも読書の醍醐味ではないでしょうか。

 

眠いのでオーディオブックで聞くのがおすすめ

ただ、みなさん副業だったり本業だったりで全然時間ないと思います。
疲れている状態でサピエンス全史なんて100%読めません。

2秒で寝ます。

疲れてなくても寝ます。

 

だからこそ、せっかくオーディブルに登場したので音声で聞くことをおすすめします。

音声でも眠かったらすいませんですけど。

 

オーディブルなら月額1500円で色んなタイトルを聞けるので、本を買うより100%得です。

 

聖帝「こんなに知的好奇心を満たしてくれる本はない」

ながながと僕の話ばかり、すいませんでした。

ちょろっと聖帝にも、サピエンス全史についてどう思うか聞いてみました。

 

聖帝
まあこんなに知的好奇心を満たしてくれる本はないよね。まさに生きる喜びってやつ。

 

かんたム
でもサピエンス全史、むずくないすか?

 

 

聖帝
そうだね。確かに簡単な本ではないね。こんなのを理解できるのは上位数パーの人だけだし、それでいんだよ。知能でいうところの上流階級。普通の女の子は1行も読めないと思う(笑)

 

 

かんたム
確かに、ベストセラーになってめっちゃ売れてるって言っても、30~40万部なら日本の1%にも満たないですもんね

 

 

聖帝
でも逆に一部の層の人にとっては、こんなの読んでて当たり前というか。
引用に使えるんだよね。サピエンス全史にも書いてあったように~って。みんなもどうせ読むなら引用に使えるレベルまで理解しないと。

 

 

かんたム
ほえ~

 

 

聖帝
あと、こういうのを普通の顔して既に知ってる人と出会うと、嬉しい気持ちになるよね。友達に出会った感覚というか。そこらへんに歩いている人は読まないと思うから

 

 

かんたム
読書とかオーディオブック聞く人自体少ないですもんね。

 

 

という感じでした。

記事は以上になります。

 

サピエンス全史、普通に教養として楽しめる内容になっています。

ぜひみなさんも通勤時間や筋トレ中、リフォームの最中などにサピエンス全史、オーディブルで聞いてみてください。

 

 

 

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