一時間や二時間の残業は、「無いもの」として扱われている事例は決して珍しくない。 社員も文句を言わないやつばかり。 数時間残業した程度では、食費や生活費のコストは上がらない。 だから毎日の生活は可能となり、結果として数時間くらいの労働であれば、誰も文句を言わないのだ。 少しのサービス残業が与える生活への圧迫は軽い。 落...
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聖帝
資本主義の豚。愛深きゆえに愛を捨てた男。「セックス足りて礼節を知り 性欲実(み)ちて栄辱を知る」 白熱教室:https://note.mu/fistofphoenix ブログ:https://聖帝.com
聖帝の記事一覧
経済的苦境に立たされた時、多く人はどういった対応をとるか。 大きく分けて、4つの選択肢がある。 経済的苦境に立たされた時の選択肢 1、宝くじを一発当てる 2、仕事を頑張る 3、副業をやる 4、労働力再生産の罠から逃れる この中でどの選択をとるかは非常に重要になる。 現状を打破できるかは否かはここにかかっていると言って...
事業者にとって、「人を雇うこと」は商売において「仕入れ」に値する。 仕入れがタダでできる商売など、世の中にあるのだろうか。 それが、ある。 しかもかなり身近に。 『サービス残業』だ。 事業者にとって、『サービス残業』ほど美味しいものはない。 なぜなら、サービス残業とは、つまり仕入れをタダで商品を生み出すことができると同...
ブログを書いていると色々な質問が来る。 ありがたいことだ。 箸休めってこんな感じでいいんだろうか?と思いつつ書く。 今回お答えするお題は以下の通り。 ・聖帝がお金を遣っている事柄 ・転職を成功させた手法 ・これからの時代の「はたらく(仕事)」について ・愛などいらぬに至った経緯(すべて2017年当時の回答になります。)...
資本家や事業家は、自分の「商品」を持っている。 大原則があって、生産設備に労働力を組み合させると、商品が出来上がる。 算式にすると『生産設備*労働力=商品(サービス)』ってわけだ。 生産設備がなくてもいけないし、労働力が欠けても、商品は出来上がらない。 つまり事業者にとっては、労働者(労働力)は、喉から手が出るほど欲...
若手社員で頑張っている君なんかは、会社にいるダメなおっさんを見て、 「なんで俺の方が給料は安いんだよ!」 とか、 「あの先輩仕事してねえのに...」 なんてことを思ってるはずだ。 だがそれだとまだ見通しは甘い。 窓際のおっさんの給料が高いのにも理由がある。 それは何度も口酸っぱく言ってるように、給料は「労働力の再生産費...
今回は給料の決まり方について説明する。 「給料=労働力の原価」 これは絶対の公式になる。 覚えておいて欲しい。 労働力の原価ってのは、「労働者を回復させるのにかかる金額」のことだ。 高収入の激務サラリーマンがそんなに美味しい商売ではないのもこれが理由だ。 「俺は頑張っているのに給料が低い!」 こんな風に言う人は、給料...
労働力とは、人が朝起きて、 「今日も一日仕事だ!」 と言って、働きに行き、夜、 「疲れた~、腹減った~」 と言って帰宅するまでの物を指す。労働力とは、労働者の時間であり、体力であり、気力精神力を合した物のことである。 朝、HPフルの状態で1日が始まって、夜、HPゼロで終わる。 この労働力を次の朝までに回復させるには、食...
先に結論めいた事を言ってしまうのだけど、労働者は、お金と交換できる商品は、労働力しか持っていない。 もし仮に、ある労働者が、今の職を失って収入の道が途絶えたとすると、まず何を考えるかと言うと、仕事を探す事を考える。 人を集めて商品やサービスを作って売ろう、とは考えない。 労働者がお金と引き換えに出来るものは、労働力のみ...
一生懸命勉強して、良い大学に入って、良い企業に就職する。 これが豊かな人生を送るための唯一無二の道。 だいたいの人は親や学校から、そうやって教えられるんじゃなかろうか。 『高偏差値→良い大学→良い企業』に象徴される『大人の敷いたレール』を進む事は、豊かな人生の土台を築く上で、確かに間違ってはいないし、馬鹿にしてもいけな...